永代供養付き墓所とは?一般のお墓として使えて、必要なときに永代供養できる仕組み【愛知・名古屋】

永代供養付き墓所とは、ふだんは一般のお墓として使い、維持が難しくなったときにお寺が片付けと永代供養を引き受けてくれるお墓のことです。期間の定めも、納骨できる人数の制限もありません。「今はお墓参りを続けたい。でも将来、子どもに負担を残したくない」——その両方に応えられる仕組みで、当店で最も多く選ばれているお墓です。
この記事では、永代供養付き墓所の仕組み・一般的な永代供養墓(樹木葬)との違い・費用・注意点を、愛知県で創業明治41年の石材店「有限会社石高石材店」が解説します。
永代供養付き墓所とはどんなお墓ですか?
永代供養付き墓所とは、「一般のお墓」に「将来の永代供養」があらかじめ付いたお墓です。はじめは従来のお墓とまったく同じように、家族が代々使用できます。そして、お墓の維持が難しくなったときには、お寺が責任をもってお墓の片付けと永代供養を行います。

永代供養付き墓所の仕組み
流れは次の3ステップです。
- ふだんは一般のお墓として使用:お墓参りも納骨も今までどおり。期間の定めなく、家族が続く限り代々使えます
- 維持が難しくなったら永代供養へ:跡継ぎがいなくなった、管理が負担になった、といったタイミングで永代供養へ
- お寺が片付けと永代供養を実施:お墓を片付けて合祀塔へお引越しし、以後は寺院が永代にわたり供養します
大切なのは、片付けと永代供養の費用が契約時の総額に含まれていることです。将来、子どもや親族に「お墓の撤去費用」という負担が残りません。
ふつうの永代供養墓(樹木葬)と何が違いますか?
最大の違いは、「期間」と「人数」の定めがないことです。一般的な永代供養墓・樹木葬(個別安置型)と比べると、次のようになります。
| 比較項目 | 一般的な永代供養墓・樹木葬(個別安置型) | 永代供養付き墓所 |
|---|---|---|
| 使用できる期間 | 10年・20年など期限付きが中心 | 定めなし。子孫が続く限り代々使える |
| 納骨できる人数 | 1霊位・2霊位など定めがある | 制限なし(納骨室に入る限り何人でも) |
| 追加納骨の費用 | 1霊位ごとに追加料金がかかるのが一般的 | 追加料金なし |
| お骨の取り出し | 合祀後は取り出せない | 合祀の前なら取り出し・引越しができる |
一般的な永代供養は、入り口の費用は安く見えても、納骨する人数が増えるたびに費用が積み上がる仕組みが多いのが実情です。永代供養付き墓所は「普通のお墓」なので、この積み上がりがありません。
追加料金なしで納骨できるのは本当ですか?
本当です。子孫が続く限り、追加料金なしで納骨できます。
永代供養付き墓所は、構造も使い方も一般のお墓と同じです。一般のお墓に「2人目からは追加料金」という考え方がないのと同様に、納骨室に納まる限り、何人でも・何代でも追加費用なく納骨できます。
「最初は夫婦2人のつもりだったが、後から親のご遺骨も引き取ることになった」「子どもの代でもこのお墓を使いたい」——そんな将来の変化に、費用の心配なく対応できるのが大きな利点です。
お墓ごと引越しすることはできますか?
できます。合祀の前であれば、一般のお墓と同じように改葬(お墓の引越し)が可能です。
たとえば「子どもが北海道へ移住することになり、名古屋のお墓にお参りできなくなる」という場合。一般的な永代供養墓ではご遺骨が施設に固定されますが、永代供養付き墓所は普通のお墓なので、ご遺骨を取り出してお墓ごと移転先へ引越しできます。
家族の暮らしがどう変わるかは、誰にも予測できません。「動かせるお墓」であることは、将来の自由度そのものです。
両家のお墓をまとめることはできますか?
できます。跡継ぎのいなくなったご実家のご遺骨を、制限なく一緒に納骨・供養できます。
かつて「家が違えばお墓は別」と言われてきたのは、代替わりして親戚づきあいが薄れると、お墓の移転などの際にもう一方の家と連絡がつかなくなるからでした。跡が続く時代には、それが合理的だったのです。
しかし少子化が進んだ今、「妻の実家は娘だけで、お墓を継ぐ人がいない」というご家庭は珍しくありません。このとき一般的な永代供養で実家のご遺骨だけを合祀や樹木葬に出してしまうと、次の代にはお参りの足が遠のきがちです。
永代供養付き墓所なら、跡が絶えるご実家のご遺骨を、人数制限も追加費用もなく一緒に納骨できます。お子さんから見れば、父方も母方も同じご先祖です。親族がひとつのお墓で供養を続けていく——実はこれが、永代供養が広まる前から続く、日本のお墓の本来の姿でもあります。
なお、桶狭間霊園では永代供養料が「一家系」単位の設定です。二家系分として永代供養する場合は、実施時に追加20万円がかかります。両家でのご利用をお考えの方は、契約前にご相談ください。
「今はまだ決められない」場合にも向いていますか?
向いています。永代供養付き墓所の本質は、「決断を次の代に持ち越せる」ことにあります。
最初から合祀や樹木葬を選ぶと、供養のかたちがその時点で確定します。しかし、子どもや孫の代がどうなるかは、今は誰にもわかりません。
永代供養付き墓所なら、答えを急ぐ必要がありません。
- 子孫が続くなら、そのまま普通のお墓として使い続ける
- 遠方へ移るなら、お墓ごと引越しする
- 「もう面倒を見られない」となったら、そのとき追加費用なしで永代供養に切り替える
どの選択肢も残したまま、今は安心してお参りを続けられる。この柔軟さが、当店で永代供養付き墓所が最も選ばれている理由です。
永代供養付き墓所の費用はいくらですか?
当店の例では、桶狭間霊園(名古屋市緑区)が税込48.3万円〜、つどいの丘霊園大府(大府市)が税込98.6万円〜です。
- 桶狭間霊園:墓石代+墓石片付け代+永代供養料込みで48.3万円〜。お墓の大きさで様々なタイプがあり、複数霊位の納骨も追加料金なしです。48.3万円のタイプ①は納骨容量を抑えた価格重視型(最大4霊位まで)で、ご夫婦お2人などに向きます
- つどいの丘霊園大府(一般墓所):墓地代30万円+オリジナル墓石48.6万円+永代供養委託料20万円(墓じまい+永代供養)=98.6万円(税込)。委託せず代々使用する場合は78.6万円です。様々なタイプのお墓があります
※価格は2026年8月時点のものです。
いつ永代供養に切り替わるのですか?
使用者からの依頼のほか、承継者がいなくなった場合にも、お寺が供養を引き継ぎます。
桶狭間霊園の例では、次のいずれかに該当したときに合祀塔へお引越しし、永代供養へ移行します(追加費用なし)。
- 墓所使用権者から合祀塔への改葬依頼があったとき
- 使用権者が亡くなってから3年経っても、承継者の届出がないとき
- 3年以上、墓所使用料・管理料が納められなかったとき
- 使用権者が住所不明になってから3年以上経過したとき
つまり、家族が誰も手続きできない状態になっても、お墓が放置されて無縁墓になることはありません。この「もしもの備え」が付き墓所の安心の核です。
永代供養付き墓所に向かない人はいますか?
「ご夫婦2人だけで、お墓は最初から不要」という方には、合祀塔のほうが費用を抑えられます。当店ではあえてデメリットもお伝えしています。
永代供養付き墓所は「お墓を持ち、お参りの場を残す」ことが前提の仕組みです。お墓そのものが不要で、供養だけを任せたい場合は、合祀塔(桶狭間霊園の例:1霊位15万円〜)のほうがおすすめです。また、お墓参りの習慣自体を子どもに残したくないという方にも、永代供養付き墓所は不向きです。
よくある質問
檀家になる必要はありますか?
ありません。当店の取扱い霊園(桶狭間霊園・つどいの丘霊園大府)は宗旨・宗派不問で、檀家になる必要もありません。
永代供養に移った後の供養は誰が行いますか?
管理寺院が行います。桶狭間霊園は長福寺(西山浄土宗)、つどいの丘霊園大府は天性寺(曹洞宗)の住職が、永代にわたり供養を続けます。
お墓のデザインは選べますか?
選べます。永代供養付き墓所は従来のお墓と同様に建てるため、お好みのデザインのお墓を作れます。多数の墓石タイプをご用意しているほか、オリジナルデザインのご相談も承ります。
生前に契約できますか?
できます。「元気なうちに、お墓と将来の供養をセットで決めておきたい」という生前のご契約も承っています。
年間の管理費はかかりますか?
霊園により異なります。桶狭間霊園(永代供養付き墓所)は墓所使用料+管理費が年6,000円、つどいの丘霊園(永代供養付き墓所)は管理費が年3,000円〜です。永代供養へ移行(合祀)した後の管理費はかかりません。
愛知県・名古屋で永代供養付き墓所のご相談は石高石材店へ
有限会社石高石材店は、名古屋市を中心に愛知県全域で、お墓・永代供養・墓じまいのご相談を承る創業明治41年の石材店です。
- 永代供養付き墓所の取扱い:桶狭間霊園(名古屋市緑区)・つどいの丘霊園大府(大府市)
- 一般のお墓・個別安置型の永代供養墓・合祀塔・樹木葬・納骨堂まで、状況に合わせて中立にご提案
- ご相談・現地測量・お見積りは無料
永代供養の全体像は、こちらの記事をご覧ください。
▶関連記事:『永代供養とは?仕組み・種類・費用・選び方を石材店が解説【愛知・名古屋】』
有限会社石高石材店
- 本店:愛知県名古屋市南区元鳴尾町452番地
- フリーダイヤル:0120-850-146(9:00〜17:00・木曜定休)
- 公式サイト:https://www.isitaka.com/
参考・出典
- 桶狭間霊園(石高石材店) https://eitaikuyo-reien.com/midori/
- つどいの丘霊園(石高石材店) https://eitaikuyo-reien.com/obu/
- 厚生労働省「衛生行政報告例(令和6年度)」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/24/




